乳がん検診
乳がんは女性のがん罹患率第1位ですが、早期に見つけて適切に治療すれば高い確率で治癒が期待できるため、定期的に乳がん検診を受けましょう。
当院ではマンモグラフィ、乳房超音波検査を組み合わせた検診を実施しています。
検査の方法は受診される方一人ひとりにあわせて検査を選択することが可能です。
また、検査方法に関する不明な点があればお気軽にご相談ください。
乳がん発症リスク要因
- 低年齢で初経を迎えた
- 出産歴がない
- 初産年齢が遅かった
- 授乳歴がない
- 閉経年齢が遅かった
- 閉経後に肥満した
- 飲酒習慣がある
- 一親等に乳癌の家族歴
- 良性乳腺疾患の既往歴
リスク因子に当てはまらないケースでも乳がんになることがあります。
乳がんは早期に発見できれば比較的治しやすいがんとされているため、定期的な検診を受け、乳房に異常を感じたら乳腺外来をご受診ください。
乳がん検診について
マンモグラフィ検査と聞くと「痛い」というイメージを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、当院の検査で使用しているマンモグラフィ装置は、従来よりも「痛みが少なく精度の高い検査」が可能です。
乳房を圧迫する圧迫板がこれまでよりも柔らかい素材でできているため、過度な圧迫を避け、最適な撮影が可能となりました。さらに、トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)を追加することにより、精度の高い画像診断が可能となっています。
小さな乳がんを発見するためには、乳房をできるだけ平たくして撮影することが理想です。
撮影時の体調などにより人によっては痛みを感じてしまう場合もあります。
我慢できないほどの痛みがあるときは遠慮しないで申し出ください。
乳がん検診の流れ
当院での乳がん検診の流れは下記の通りです。
来院した時に問診票をご記入いただきます。乳がん検診歴や家族歴、妊娠の有無や薬アレルギーの有無などについてお答えいただきます。
※市町村の検診票を持ちの方はご記入しご持参下さい。
マンモグラフィとは、乳房専用のレントゲン撮影のことです。検査はすべて熟練した女性スタッフが担当しますので、安心して検査を受けていただけます。乳腺組織の乱れ、しこり、微細石灰化などを見つけ、乳がんの早期発見をします。小さな早期乳がんは、マンモグラフィでしか発見できません。
※市町村指定の検診は撮影回数が異なります。また、3D撮影はオプションとなります。
超音波を使って乳房やわきに異常がないかを確認します。
超音波検査は、妊娠中や授乳中のかたも可能な検査です。
特に、マンモグラフィ検査では、乳癌の早期発見が困難とされるデンスブレスト(高濃度乳腺)の方も、超音波検査で早期に病変が発見されることがあります。
市町村の検診は原則郵送にて結果をお知らせしていますが、オプションを追加した場合、医師による結果説明が可能です。自費検診を受けられた方は、当日医師による結果説明があります。
検査の途中で異常が見つかった場合には、追加で検査を受けていただく場合がございますので、必ず保険証をお持ちください。
自費検診の料金について
当院では下記の自費検診のメニューもございます。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。
2Dマンモグラフィー撮影+超音波検査 | 11,000円 |
3Dマンモグラフィー撮影+超音波検査 | 13,000円 |
超音波検査 | 5,500円 |
ご相談ください
市町村の検診で下記に該当する方は受診券を使っての検診ができません。
検診をご希望の際は自費での超音波検査をお勧めします。ご予約の際にご相談ください。
- 乳がんの診断を受け治療中、または経過観察中の方
- 授乳中の方や、断乳から6か月を超えていない方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方
- 豊胸手術を受けている方
- 胸にペースメーカーやVPシャント・ポート・ステントが入っている方